猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

山ちゃんは、根性もんたい!

(2011.6.9の記事を再掲)

三点支持って言うとろうがぁ!(右手と左足の二点支持になっています。)案の定、ズルッと滑ってました(笑)

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今回、  一時脱落しながらも見事に復帰した根性モンの山ちゃん ですが、実は、もっとすごい根性話があります。

数年前の秋に、久住山系の黒岳にマーサ、KEN(自称フォトグラファー)、山ちゃんの3人で登ったことがあります。 スタートが少し遅かったことと、手強い上りに時間を費やしたことで、下山を開始するときは3時すぎになっていました。 (黒岳は奥深い山です!)

秋は日が暮れるのが早いから急がねば、と焦り気味に下っていると、中間地点あたりで急に山ちゃんのスピードががくっと落ちました。 顔をしかめる山ちゃん。 ん?何だ? 青ざめるマーサとKEN...

足の指が痛くて、歩けん...。と、うずくまって動かない山ちゃん。

靴を脱ぐと、両足親指の爪が剥がれているのです...ww。(x_x;)

KENが用意していた塗り薬、テープ、包帯を駆使して応急処置。 靴を履くのをぐずる山ちゃんを、このまま動かんかったら遭難するぞ! と、なだめ(ほとんど脅し)て、無理矢理靴を履かせ、無理矢理歩かせました。

痛い足をかばいながらなかなか進まない山ちゃんを、ちょっと励まし、大半は脅しながら下りていくのですが、道は落葉に覆われてほとんど見えない状態なんです。 立木にくくりつけてあるひもやテープなどの目印を頼りに進まなければなりません。 それも次第に見えにくくなる。

日が暮れ始めると早いことを知っているKENとマーサは、気が焦ってどうしても早足になってしまう。必死に半泣きで歩く山ちゃんの痛々しい姿!あ~、ミジメ~(笑) (あ、笑うところではありませんでした。)

とうとう、山ちゃんは、治療後1時間以上(2時間近くだったかもしれない?)を歩き通して、登山口の男池に到着したのです。 もう、真っ暗でした。間一髪でした!

よくやった!立派だなぁ!と褒めちぎるマーサとKEN。 山ちゃんは、憔悴しきってました。

すぐ近くの黒岳山荘で泊まりだったので、みんなほっとしてすぐに風呂に入り、疲れを癒しました。 が、ここは有名な炭酸泉!

めっちゃ滲みた!(泣)山ちゃんでした。Y(>_<、)Y (爪がほぼ完全に剥がれてる状態でした)

それから、爪が回復するのに半年以上かかったそうです。 山ちゃん、靴は大事だよな!←だいじな教訓

その後、しばらくの間、マーサとKENが山に誘っても、首を縦に振らなかった山ちゃんですが、いつの間にかまた一緒に行動しています。ははは...(笑)