猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

コーラ風呂と酒は「銀蝶」

NPO法人「スポーツGEAR」の総会が大分県庄内町で開かれる、との案内が届きましたが、あいにく出席できなかった。

庄内町といえば、コーラ風呂。
べつにコーラの成分が含まれているわけではなく、湯がコーラ色をしている、というだけのこと。とはいえ、大変珍しい。
ここに「小野屋温泉館」という宿があり、MyBlog「ミヤマキリシマ」で書いているその日の晩に泊まった宿だ。
コーラ色の大浴場に浸かっていると、お年寄りから子供まで地元の方が次々と入ってくるので、温泉場というよりも銭湯として親しまれている感がある。

小野屋さんは、造り酒屋ということなので、晩飯時にお酒を注文。
これが、何とも言えぬほの甘いうまさ。酒の味もわからない私だけがそう感じたのかと思いきや、酒好きの友人二人も「うまい」と絶賛?
旅先の酒はうまいものだ、と割り引いてもやはりうまい酒だった。
その名を「銀蝶」という銘酒?を翌日のお土産として各自持ち帰ることに。

ところで「スポーツGEAR(ギア)」とは、「障害者を含む一般市民にたいしてスポーツ振興に関する事業を行い、スポーツとともに歩む豊かな生活に寄与すること」を目的とするNPO法人
http://www.h3.dion.ne.jp/~gear/

そのスタッフでもある井上光成氏(スポーツライター)が書いた「遥かなる甲子園」は大分県立三隈高校野球部の「夏の1勝」にかける苦闘を、密着して取材したスポーツノンフィクション。

$チビ&ゴンのきままな生活 ■□■□■

いま、今年の夏の甲子園大会以来、高校野球への国民的関心が注がれているが、表舞台で活躍する学校、選手たちもいれば、「1勝」することに心血を注ぐ高校球児たちもいるのだという落差が、日本の土壌なのかもしれない。

いずれにしても、一高校野球部という「木」を見て「森」を見ない式の独善に陥らず、「木」に刻み込まれた「森」の奥深さを測り知るような読後感だった。

また元に戻りますが、小野屋のおかみさんに「この辺でどこかいいとこありますか?」と尋ねたら「ここはなーんもありません。それがいいとこですよ」となんとも訳のわからない答えが庄内町を言いあらわしているようだ。
川はゆったり流れ、時間もゆったり流れている。たしかにいいところだった。