猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

尊敬する友人Nのこと ~M君のメールに思う〜

昨日、学生時代からの友人であるMからメールが届いた。


後輩が、急死して明日(つまり本日)葬儀に参列するということだった。

その方は、頑健な体でマラソンが趣味だったそうだが、そのマラソンのゴール直前、心筋梗塞?で倒れそのまま命を落とされたそうだ。

そう、僕たちの友人Nもマラソンが好きで、そして数年前に亡くなった。
彼も頑健な体で、ホノルルマラソン(もちろんフルマラソン)に参加したこともある市民ランナーだったが、頑健なゆえに健康体だと過信していたのだろうか?、会社の定期検診をサボって数年間受けていなかった。
たまたま、数年ぶりに受けた検診で再検査の指示が出た。
精密検査の結果は、末期の大腸がん!

それからNは残された時間をがんと正面から向き合って戦った。
死を宣告されても、ねばって、ねばって、常に前向きに、最後まであきらめないその姿は、普通に生活しているぼくたちを奮い立たせ、大切に生きろ!と励ましてくれた。

そしてついに彼は還らぬ人となってしまったが、ぼくたち友人はいまでもNを尊敬している。


そして...
奇しくも、Nの葬儀とまったく同じ地(神奈川県藤沢市)でMの後輩の葬儀が営まれるという。
なんという巡り合わせなのだろう!
兵庫県在住のMはおそらく新幹線を利用するのだろう。
後輩を見送った後にNの墓参りに行くので、霊園への交通アクセスを教えてくれというメールだった。


ボクも出張の時に、これまで三度ほどNの墓にお参りさせてもらった。

霊園は晴れていれば、富士山が見える高台にある。
(残念ながらボクは未だその機会にめぐまれていないが)
Nが生前に「ここがいい」と決めたのだと、奥様から聞かされた。


お墓の前に立つと、思わず話しかけてしまうのは、なぜだろう?
いつも、きまって話し込む。
おかしなものだと思う。


山が好きだったもんなぁ。
学生時代、たしか5月頃だったと思うが、白山に二人で登って残雪でグリセードをして遊んだことを思い出すね。
おまえは初めての経験で、心底喜んでいたなぁ。
底抜けに明るい笑顔だったよ。


ボクはだいたいいつもこの話をしている。
Mはどんな話をしてくるのだろう。

いずれにしても、Nは満面の笑みで大喜びするにちがいない。