猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

根性モン!山ちゃんのこと

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三点支持って言うとろうがぁ!(右手と左足の二点支持になっています。)案の定、ズルッと滑ってました(笑)




今回、一時脱落しながらも見事に復帰した根性モンの山ちゃんですが、実は、もっとすごい根性話があります。

数年前の秋に、久住山系の黒岳にトチャン(ゴンマーサ)、KEN(自称フォトグラファー)、山ちゃんの3人で登ったことがあります。
スタートが少し遅かったことと、手強い上りに時間を費やしたことで、下山を開始するときは3時すぎになっていました。
(黒岳は奥深い山です!)

秋は日が暮れるのが早いから急がねば、と焦り気味に下っていると、中間地点あたりで急に山ちゃんのスピードががくっと落ちました。
顔をしかめる山ちゃん。
ん?何だ?青ざめるトチャンとKEN。

足の指が痛くて、歩けん...。と、うずくまって動かない山ちゃん。

靴を脱ぐと、両足親指の爪が剥がれているのです...ww。(x_x;)

KENが用意していた塗り薬、テープ、包帯を駆使して応急処置。
靴を履くのをぐずる山ちゃんを、このまま動かんかったら遭難するぞ!
と、なだめ(ほとんど脅し)て、無理矢理靴を履かせ、無理矢理歩かせました。

痛い足をかばいながらなかなか進まない山ちゃんを、ちょっと励まし、大半は脅しながら下りていくのですが、道は落葉に覆われてほとんど見えない状態なんです。
立木にくくりつけてあるひもやテープなどの目印を頼りに進まなければなりません。
それも次第に見えにくくなる。

日が暮れ始めると早いことを知っているKENとトチャンは、気が焦ってどうしても早足になってしまう。必死に半泣きで歩く山ちゃんの痛々しい姿!あ~、ミジメ~(笑)
(あ、笑うところではありませんでした。)

とうとう、山ちゃんは、治療後1時間以上(2時間近くだったかもしれない?)を歩き通して、登山口の男池に到着したのです。
もう、真っ暗でした。間一髪でした!

よくやった!立派だなぁ!と褒めちぎるトチャンとKEN。
山ちゃんは、憔悴しきってました。


すぐ近くの黒岳山荘で泊まりだったので、みんなほっとしてすぐに風呂に入り、疲れを癒しました。
が、ここは有名な炭酸泉!

めっちゃ滲みた!(泣)山ちゃんでした。Y(>_<、)Y
(爪がほぼ完全に剥がれてる状態でした)


それから、爪が回復するのに半年以上かかったそうです。
山ちゃん、靴は大事だよな!←だいじな教訓


その後、しばらくの間、トチャンとKENが山に誘っても、首を縦に振らなかった山ちゃんですが、いつの間にかまた一緒に行動しています。ははは...(笑)