ああ、野焼きは延期？

3月に入って野焼きが始まっている。 5日土曜日に南小国町の辻の茶屋さん付近一帯で野焼きがあると聞き、店でお昼を済ませて待機。 午後1時から野焼きが始まると、小高い丘の上に煙がもうもうと立ち上がったのが見えた。

草原が焼け焦げた臭いが一気に広がって、道路の方に濃い煙が降りてくる。 焼け焦げた草の欠片が風に乗って舞っている。

そしてその火がここ店の前の斜面にまで降りてきて、斜面が真っ黒焦げになるそうだ。 これは凄いことになるぞ！ 胸が高鳴る。

と、そのとき、けたたましくサイレンを鳴らして消防車🚒が走り去って行った。 何台かのサイレンの音がが交差し、ただならぬ気配。 （この日はたしかにお昼前には時折すさまじい強風が駆け抜けていくようなお天気だったもんねえ）

そして煙が消えて、みるみるうちに空気が澄んでいく。

今日は中止ですね。 と、おかみさん。

野焼きスタッフとして参加しているご主人のことが心配で落ちつかない表情だ。

ということで、今回の野焼きは延期？のようだ。

辻の茶屋さん店内も桜が開花して春の装いになっている。 お店は丘の斜面上に建っていて、その斜面の庭にいろんな種類の木々が植えてある。この早咲き桜もまだ蕾の時にご主人が切って店内に飾ったそうで、毎年そうしているとのこと。 自然の風情が漂って、いい感じだった。

延期になった野焼きが見れたらいいけど、どうかなぁ？ 今年も野焼きは見れないのかもしれない。