ボク、まだ名前つけてもらってないんだ。
ゴンとの出会いは2009年の真夏(8月)のことでした。
はじめまして。 ○○です。(まだ名前がありません)
じつは、ボクのお母さんが急にいなくなって、一晩中ひとりぼっちだった。 明るくなってもお母さんが戻ってこない。 さびしいから倉庫の下で鳴いてたら、別のお母さんがそばにきて抱き上げてくれたんだ。
ボクのお母さんのおっぱいじゃないけど、おなかいっぱいになるまでお乳を飲ましてもらってる。 なんか勝手が違うけど、仕方ない、慣れなきゃね。
砂を掘っておしっこするのも、別のお母さんが前足を持って、動かして、教えてくれた。 すぐに覚えたよ。もう平気だよ。
今日、お乳を飲ましてくれたのは、別のお父さん(だと思うんだ....)だけど、「おい、ゴン」「ゴン」て言ってた。
えー!ボクの名前は「ゴン」かあ.....? 「こいつ、ワル顔しとう。ゴン太や!」とも言ってた。 あ、関西でワルガキのことを「ゴンタ」ってよぶらしいんだ。
いやな名前だなあ! 「ヤマピー」とか呼んでくれないかな?
別のお母さんに期待しようっと。 ああ、もう面倒だ! この家のお父さん、お母さんが、これからボクのお父さん、お母さんだと決めちゃおう。 仕方ないもんね。
それから、この家には先輩がいるらしい。 お父さんもお母さんも「チンビー」「チンビー」って呼んで可愛がってるみたいなんだ。 (で、どうもおばちゃんみたいなんだ)
ボクはあと1ヶ月以上、会わせてもらえないんだって。 病気がないってわかったら、一緒に暮らせるみたいだけど、うまくやっていけるかなあ?
ああ、でも良かった。 住みかもできたし、お父さん、お母さんも優しそうだし、チンビーおばちゃんもいろいろ教えてくれるだろうし.....
うん、ボク、がんばるよ。 早く名前付けてね。
.............................................................................................. ※2009年8月19日の記事を転記・編集しました。