猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

霧島連山を縦走する(2007年6月)

<2007年6月の山あるきの記録>

1泊2日で霧島に登った。 毎年6月の第1土曜、日曜をミヤマキリシマ鑑賞登山に決めて、休みをやりくりしているが、ほぼなんとかやってきた。 今年は、いままでが久住方面ばかりだったので、霧島にしようと決めて、古い山仲間である KEN と同行(これもいつものパターン)。

【第1日目】

えびの高原駐車場にクルマを置き、登りにかかるが、やはり最初は堪える。しかも登りっぱなしで普段の運動不足をいやというほど実感。 ようやく足も慣れてきて、5合目、6合目・・・と、看板の数字が増えていくたびに、少しずつ楽になっていくのがわかる。

韓国岳山頂間近で休憩。すり鉢状の火口跡に、誰の仕業か?石を並べて愛の告白が作られていた。急峻な山肌をどうやって地底に降りたのか?愛のなせる業か?これを見た(知った)彼女はさぞかし感激しただろう?それとも激しいパフォーマンスに引いてしまったか? KEN としばし暇つぶしに詮索してみた。結論は出ず。

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見下ろす大浪池は神秘的だったが、当日は煙って見通しが悪い。黄砂が鹿児島まで飛んでくるのか?それとも桜島の噴煙か?それはないよね。

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韓国岳山頂に到着。ペースとしては悪くない。パターンの記念撮影をカシャッ! 携帯電話のカメラも便利なもんだ。ちなみに NOKIAのN73= SoftBank705NK は、カールツァイスレンズ300万画素> の実力。自慢するほどのこともないか?(←今にしてみれば、だと思う-笑)

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霧島は、名前の通りミヤマキリシマの宝庫で久住よりいいかもしれないと、 KEN も満足そう。特に色彩が鮮やかだった。まだ満開には遠く5分咲き程度だったが、縦走路両サイドの壁がミヤマキリシマで覆われている。ミヤマキリシマの群落の中に路を作ったような感じで、大感激。 また、韓国岳からの下りは、谷から吹き上げてくる風や縦走路の雰囲気が、信州を思い出させるようないい感じで超いい気分だった。

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新燃岳までは花に見とれていたら、疲れも感じず、楽ちん。火口湖や、高千穂の峰の景色も縦走ならではのご褒美かな?

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f:id:chibigonta:20120825150616j:plain 新燃岳でのんびり過ごし、高千穂河原まで下るばかり。下りは結構足にきた。もともと膝が弱っているのに、特にガレ場の次に石畳が続き、傷む膝をかばいながらウンザリがしばらく続くと、やっと高千穂河原に到着し、ほっと一息。

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とたんに雨が降り出し、雨足も強くなってきた。本当にラッキーだった言うべきだ。高千穂河原からタクシーでえびの高原まで戻り、置いていたクルマに乗り換え宿に向かう。この頃はもう土砂降り。

宿で、ゆっくり温泉に浸かり、疲れを癒した。足はパンパンに張って、もはや筋肉痛が出始めていた。情けない! 急激な使い痛みで、明日以降は歩くのもままならないだろう。

翌日は、天気が良ければ高千穂の峰に登る予定だったが、恵みの雨に救われた。(笑)

【第2日目】

霧島神宮にお参りし、帰路、地元の蕎麦屋で昼食。雰囲気のいい店で地元のお客さんも多く、焼きたての手作りパンを土産に買う。 今回久しぶりの縦走で、あらためて縦走とはいいもんだなあ、と思う。足の痛みという代償を差し引いても、満足度は大。 ただし膝はなんとかしないと、これがこれからもネックになる!

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ということで、以後、下りになると膝の痛みが恐怖感になり、日頃の鍛錬が必要だと自覚させられた山歩きだった。しかし、利尻山登山を前にしてステーッパーを毎日踏んで鍛えた結果、利尻山礼文島ウォークは事なきを得た。(後日アップ!)