猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

映画「ハゲタカ」

最近観た映画「ハゲタカ」は、TV版とは比べようもなくつまらなかった。(T_T)

TV版は、少なくとも泥臭い人間ドラマがあった。
最後はハゲタカ鷲津が宿敵芝野と組んで日本企業を救済するという美談の結末が、いかにも日本人好みでしらけたが、ある意味ホッとした。(と感じるのが、やはり日本人的!)

そこで終わっていればなんてことはなかったのだろう。
余計な続編を無理矢理作ったような映画だと思った。

TVに出てきた人物が、次々に登場するから、懐かしく安心ではあったが・・・・・
鷲津は一体なにをしたかったのか。
芝野は一体なにをしたのか。
西野がわざわざ登場しなければならなかったのか。

なんか、さっぱりわからない。(頭が悪い??××××××)

筋立ても、中国政府系ファンドが出てきたり、ドバイの王子が出てきたり、壮大といえばそうかもしれないが、すっきり胸に落ちない。

派遣労働者にもふれていたが、中途半端な描き方で何が言いたいのか伝わってこない。
まあ、企業買収がメインテーマの映画だから、そんなもんだろうが。
映像もTV的にアップシーンが多すぎるような気がした。

と、まあそんなこんなで感動の起伏がほとんどない平板な映画だった。

TVでおもしろかったドラマが映画化されると期待はずれというパターンは、過去にもある。
近いとこでは「相棒」がそうだった。大がかりな東京シティマラソンの舞台も、かみあってなかった。

TV版の映画化には期待しすぎてはいけない。