猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

スティーブ・ジョブズvsビル・ゲイツ

この本だが、まずタイトルがいい。

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アップルユーザーのワタシとしては、
もしも「ビル・ゲイツvsスティーブ・ジョブズ」だったら、まず買ってないだろう。

阪神ファンのワタシとしては、
阪神vs巨人戦は観るが、巨人vs阪神戦は観ないというようなものだ。
(的はずしてるか?)

サブタイトルが「二大カリスマCEOの仕事力」となっている。

奇しくも同年生まれでなにかにつけライバル視されるこの二人の経営者。
その経営力、人物力、突破力、仕事力はいかに?と比較、評価し、最強の経営者はどっちだ!?
と、投げかけている。

なかなかおもしろい。

なにせ、生い立ち、育った環境は全く違うし、目指す方向も全く違う二人だが、

ハードワーカー
強烈な個性
執念深さ
明日の価値を見つけ出す予見力

というところは似ている。
が、どれも首を傾げたくなるほど、度が図抜けている。

フツーの社員にとっては、上司としてはあまりよろしくない。
(というか、能力、体力のない人間ははじめから雇わないし、続かないと書いてある)

こういうことは、カリスマCEOには必要条件なのだろうか?


「アップルはマイクロソフトの研究所か?」と揶揄されても、二番手商法で大成功を収めた安定経営型のゲイツ
イノベーションこそがアップルと新製品開発に意欲的な創造型のジョブズ

日本に例えれば「ソニー松下電器のかつての関係に似ている」と筆者は書いている。
(二番手商法で安定経営型といえば、クルマ業界では●●●社とか思い浮かびます)

いろんなエピソードをまじえながら二人の軌跡を辿り、共通点と相違点を描き出していて、楽しく読ませてもらった。


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