猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

原子力発電って、ほんとに大丈夫なんですか?

九州電力のやらせメール問題は、重大です。
社長が引責辞任を決めたとか報じられていますが、それだけで済まされる問題なのでしょうか?

九州電力といえば、重要なライフラインを司るいわば公的企業であり、しかも地域独占企業です。
なので、地域の生産活動、住民生活について社会的責任を負っている自覚を持っていただきたいのです。

それが、今回の問題。
九州電力玄海原発の運転再開に向けて、わざわざ国が音頭をとって開いた地元佐賀県民への説明会に、原発再稼働を求めるメール投稿を組織したというのですから、何をか言わんや!です。

国が音頭をとったというのは、国が選んだ少数の県民に説明、回答をするという番組で、非公開の密室説明会だったそうで、これ自体が胡散臭いと思います。

そして、その説明会の場にやらせメールを送りつけて、世論をゆがめてまで原発運転再開へ誘導するというこの企業体質は、いったい何なのか!

ことは、原発ですよ。福島であれだけ大きな悲惨な災害を発生させ、いまだ収束のめどもたっていない、あの恐るべき原発ですよ。
もっと慎重に、真剣に原発と向き合うことが、いま電力会社の社会的責任として求められているのではないのか?と思うのです。

まったく許せません!

そして、こうまでしなければ(つまり住民をだまして事実を隠して世論を誘導して)再稼働のゴーサインを出せない原子力発電の現状に、恐怖と胡散臭さをますます感じてしまうのです。

いま、原子力発電の是非が問われています。
電力会社には、データを包み隠さず公表していただき、科学的で冷静な国民的議論ができるようにしていただくことが社会的使命ではないかと、今回のやらせメール問題で強く感じました。

そういうことがきちんとできるまでは、原発の運転再開は控えていただきたいです。
特に、老朽化した施設の再稼働には、ことさら慎重にならなけばいけないと思います。

よろしくお願いします。