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市民が大切にされる街づくり~フライブルク市  そして、ドイツのエネルギー政策

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3月2日、原発なくそう!九州玄海訴訟原告団(福岡・中央区、南区、城南区博多区)が福岡市のアミカスで開催した講演会は、会場満席で立ち見が出る大盛況でした。

講師は原告でもある酒井嘉子(九州大学名誉教授・物理学)さん。
脱原発再生可能エネルギー推進へ向けてのドイツのエネルギー政策」をわかりやすく丁寧に説明していただきました。

3・11を機に、脱原発再生可能エネルギー推進を急加速しているドイツ。
その政策は、理念だけが先走るのではなく、省エネを市民、国民が採り入れやすいように、はっきりと道筋を示して財政支援もおこないながら目標を達成していること、そして再生可能エネルギーへの転換も着実に前進していることをお話しされました。

フライブルク市では、市民の95%以上が徒歩5分以内で路面電車かバスの停留所を持つらしいですね。しかも路面電車は自動車乗り入れ禁止、歩行者天国
「線路脇に水路があって、そこで子どもたちが水と戯れている」「緑の絨毯の中に線路が敷かれていて電車が通らない時はそこが子どもたちの遊び場になる」様子を写真で紹介されていましたが、その度にため息?どよめき?
しかも、市民は月額5000円程度のパスで福岡県の半分位の広いエリアで90路線の交通機関を利用し放題とのこと。これらの収入不足(赤字)補填は、市が供給している電気、水などライフラインの利益で補填しているそうです。
市民が大切にされる街づくりがここにはあります!

国の姿勢が問われている。ひいては、市民、国民の意思、行動が問われている。やはり、国がきちんと目標と道筋を国民に示すことが大切ですね。そういう国になってもらわなければならないし、そういう国にしていかなければならない。

と、感じました。