猫 乃 眼

猫に癒され、旅で癒され、マイペース ☆おぐにゃん☆

原発なくそう!九州玄海訴訟第4回期日(佐賀地方裁判所)に 参加しました。

九州玄海訴訟の第4回期日は3月22日(金)午後2時から佐賀地方裁判所で開かれました。
裁判は平日開催なので、なかなかスケジュールの折り合いがつかないですね^_^;

この日は250名ほどが参加しましたが、傍聴券は抽選になります。
傍聴希望者はそれぞれ午後1時から順番に整理番号を手首に巻かれて、発表を待ちます。

145d3980.jpg


結果発表。
当選成らず!

大多数が落選ですが、でも、落胆しなくて大丈夫。
弁護団が別会場で模擬法廷(報告集会)を開廷してくれるのです。

これが、臨場感もあり、裁判の進行が分かりやすいと、なかなか評判がいいようです。
実際、熱気のある模擬法廷でした。



58152b74.jpg


ちなみに前回(私は不参加でしたが…)第3回口頭弁論で「意見陳述」に立った片山恭一さん(作家・「世界の中心で、愛をさけぶ」の著者)は「過去を健全に引き継ぎ、歪曲されない未来を受け渡していこうとすることによって、私は自らが望むべき者でありたいと思います。そして私たち一人一人の人間性を深刻に損なってしまう原子力発電からの速やかな離脱を、この裁判をとおして強く訴えたいと思います。」と締めくくられました。

.............................


今回の第4回口頭弁論では、東京在住のフリージャーナリスト三宅勝久さんが意見陳述をおこないました。
三宅さんは取材をとおして原発をめぐる政官業の癒着問題を具体的に暴いて、原発の「安全神話」はこうした不健全な構造から生み出されていたと断罪し、国の責任を追及しました。
続いて意見陳述を行なった福岡県の遠藤百合香さんは、「風船プロジェクト」(第1弾・昨年12月8日実施)の結果を法廷で明らかにしました。
玄海町から飛ばした風船が2時間20分後に福岡市で、7時間後には徳島県で発見された事実は、「原子力ムラ」といわれる一部の専門家、原発推進の人たちによって一方的に決められる被害範囲は全く信用できないということ。被害を受けるのは私達住民であり、玄海原発の稼働の是非が問題となっているこの裁判において、被害を受ける住民が玄海原発の稼働に対する不安や危機感を抱いていることに裁判所は強い関心を払うべきだと思います。
と陳述されました。


裁判終了後、弁護団原告団が合流して報告集会が開かれました。
風船プロジェクトの報告と第2弾(4月14日)の案内も行われ、会場で訴えた、風船に付けるメッセージカードは50枚位と、カンパはなんと9万円を超える金額が集まったと聞いています。スゴイ!
法定外での活動も少しづつ前進してきたと実感できる、いい集会だったなと感じました。

あとは、「1万人の原告団でたたかうという目標を何としても年内に達成しましょう」と、長谷川原告団長が訴えられたとおりです。
国と九電を追い詰めるためには、もっともっと強固な原告団をつくらなければいけませんね!